PCを購入したり使ったりしてまとめる

現役SEがデスクトップPC、ノートPC、自作PCなど使い方も含めて色々を扱う予定です

Thinkpad P14sを買いました。

モバイルワークステーションという位置づけで、レノボから発売されているノートPC、Thinkpad P14sを購入したのでレビューしたいと思います。

スペック

CPU AMD Ryzen 7 4750U
メモリ DDR4 16GB(DDR4-3200)
GPU Radeon Pro Graphics(CPU内蔵)
SSD 256GB (M.2 PCIe NVMe, OPAL2.0)
ディスプレイ 14.0型FHD液晶 (1920x1080) IPS、400nit、72%NTSC
カメラ あり (前面:HD 720P+IR カメラ、ThinkShutter付き)
バッテリー リチウムポリマー 50Wh
マイク デジタルマイク
本体寸法 幅329x奥行227x厚さ18.9mm
質量 1.47kg

 

外観の確認

Thinkpadの象徴的グレードTシリーズのT14 gen1と同じ筐体デザインで、伝統ともいえるThinkpadのデザインです。それぞれ微妙に違うといえば違うけど、このモデルも基本を踏襲しており、質実剛健で使いやすいデザインだと思います。初めて手にしたときは、「男のパソコンだなぁ」というのが印象でした。IBM時代から続く伝統というか、一貫したコンセプトを感じる部分です。

ディスプレイ部分はかなり薄い印象ですが、たわみやねじれなどを感じず、必要十分な剛性感です。とはいえ、MIL-SPEC810Gをクリアしているので、十分以上ということになります。

 

塗装はかすかにラメのような粒子が含まれていると思います。毎回Thinkpadは塗装の質を変えたりしているとのことで世代ごとに微妙に変わるようですが、私が過去に所持していたx240に似ているなと思います。

 

サイズの確認

幅329x奥行227x厚さ18.9mm。最近のノートPCの薄型化を考えると若干厚みはあると思いますが、十分にコンパクトだと思います。わきに抱えて運ぶ際には、X1 Carbonのように薄すぎる端末よりはしっくりくる厚みです。どこのご家庭にもある3.5インチHDDよりも6mm薄く、A4用紙と比較すると幅31㎜、奥行き17㎜それぞれ小さいです。

 

筐体材質について

キーボード面素材の公式データはありませんが、T14 Gen1と共通の筐体のため公式へ質問してみたところ、T14 Gen1と共通であると回答をいただきました。実際に分解して確認してみましたが、マグネシウム合金と思われる金属がシャーシの存在を確認しました。キーボード面は樹脂であるが、そのすぐ下にマグネシウムフレームが存在しているという格好です。

天板 PPS(ポリフェニレンスルファイド) / 50% 真鍮メッキ
底板 PA(ポリアミド) / 50%真鍮メッキ
キーボード面 Talc15 + マグネシウム合金(T14の仕様による)

目に見える部分はすべて樹脂ということになりますが、塗装の品質も高く安物感はあまり感じません。見えないところに剛性確保の部材として金属を使うあたりがニクいなぁと思います。パームレストのゆがみなどでタイピング時に起こる跳ね上がり感はほぼ皆無です。

 

ですが、この構造ゆえかわかりませんが、筐体を平置きした状態で、手前の角(左右どちらか)を軽く持ち上げると、その箇所だけ上がります。剛性感は十分なのでしょうけど、若干気になる部分です。

 

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左手前角を軽く持ち上げると、残る角は接地したままなのに上がる

ランプ類の確認

点灯するのは、電源ボタン、Fn Lock(ESC)、スピーカーミュート(F1)、マイクミュート(F4)、CapsLockです。その他背面にも電源と連動する赤LEDがあります。ランプ数は十分ですがもう少し暗くてもいい気はします。

 

Thinkpadのキーボードバックライトは結構控えめなほうだと思います。キーの隙間から漏れる光も最低限で、主張しすぎません。

こちらはディスプレイ部背面にあるランプです。Thinkpadといえばこれという感じですね。電源ランプと連動しているため、スリープするとやんわり点滅します。

 

キーボードの確認

キーボードはThinkpadをたたいたことがある方にはわかると思いますが、ノートPCの中では間違いなく最高峰だと思います。

配列も気になるところはありません。むしろ右下の「PrtSc」はかなり便利です。ほぼすべてのThinkpadで、このキーボードが搭載されていて、「Thinkpadなら間違いない」とリピートする方がいるのもうなずけます。

Thinkpadシリーズでは、現行のE14シリーズなどからストロークが浅くなった報告がいくつか見受けられますが、本機はそのようなことはなく、Thinkpad Keyboard 2と同じ印象です。先日まで筆者が使用していたX1 Carbon 7thとも同じ印象です。また、X1シリーズにはないメリットとして、トラックポイントのクリックボタンに傾斜があることと、サイズに余裕があるためパームレストが広くなっている点もウルトラモバイルにはない魅力だと思います。

 

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海外メーカーにありがちなEnter周りの変則配列もありません

付属品の確認

標準の付属品はUSB Type-Cの65WACアダプターのみです。参考までに手元にあったLenovo純正45Wのもので充電と、パフォーマンスのテストを実施しましたが結果は誤差の範囲でした。充電速度を気にしなければ、入手性や携帯性を重視して45Wアダプターをしてもいいかもしれません。

CINEBENCH R23 マルチコア(電源設定はデフォルト)

 

  充電 スコア
Lenovo 45W(付属品) 6955
Lenovo 65W(付属品) 6984

 

質量の確認

実測で1470gだった。最近の14インチノートにしては重めだが、ThinkpadTrackpoint搭載のため剛性確保が必要不可欠で、不利な構造となる中、頑張ったほうだと思います。
  体積(cm^3) 質量(g) 密度(g/cm^3)
    1
Thinkpad P14s 1411.5087 1470 1.041438852
手で持ち上げた際の重量感を示す密度は1.04g/cm^3で、水よりわずかに重いため、持ち上げた際は「重い」と感じる傾向が強いかと思います。もちろんこれは端末の持ち上げ方、重心やサイズによって感じ方は変わってくるのであくまで参考としてです。レッツノートシリーズですと、嵩のわりに重量が軽いため、持ち上げた瞬間は「軽い!」と感じることが多いので、密度は割と重要なファクターかもしれません。
 

インターフェースの確認

インターフェースは最近のType-C統合が進んでいる流れの中、多いほうだと思います。向かって左側面にUSB-C 充電ポート、USB-C、イーサネットアダプター、USB-A、HDMI、3.5mmジャック、microSDカードスロット。
 
右側面はUSB-A、イーサネット(ランプあり)となる。

 

 

私がが所持しているThinkpad Thunderbolt3 Dock 2との接続でも問題なく、映像出力を含め全機能が使用できました。(当然Thunderbolt3の帯域は確保できないです)

 

ディスプレイの確認

ディスプレイはノングレアでNTSC72%のパネルを選択しました。測定デバイスを持っていないため定量的測定は割愛しますが、十分に品質の高いディスプレイと思います。このパネルは400nitのため、X1 Carbonのように500nitとまではいかないですが、屋外の作業でも問題なく見れる印象です。
 
 
このパネルと選択すると強制的にWANを搭載させられるため、注意が必要です。単体では標準の250nitのパネルより16500円増ですが、18700円のWWANもセットとなるため、必要としていない人には割高なオプションになります。 
 

総括

これからしばらく使い続けたいと思う端末です。ただし、手前の角を持ち上げるとたわむ筐体は少々心配になるところです。この筐体はT490からずっと続いているようで、改良も重ねられているのですが、基本設計がそもそも古いのかもしれません。

購入価格は13万円台前半。Ryzen7による高いパフォーマンスを16GBで享受できて、LTEも装備して、NTSC72%の液晶パネルを搭載しているとすれば、十分にお買い得だと思う。今回はテストしていないが、ゲーム性能などもチェックしていきたいと思います。