PCを購入したり使ったりしてまとめる

現役SEがデスクトップPC、ノートPC、自作PCなど使い方も含めて色々を扱う予定です

久々の自作PCを組み立てた話【組み立て編02・右往左往】

 久しぶりの自作で苦労しました。

前回は、CPUクーラーの干渉でストレージをあきらめてしまい、その後もBIOS画面が表示されない(BEEPもならない)という事象が発生し、マザーボードを交換に出しました。

 

交換品待ちの間にやったこと

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交換待ちの期間は未完成のPCを鉄の心で眺めておくしかありません。というかそうした方がいいと思います。今回私は勇み足で2枚のカードを切りました。

  1. 別のメモリーを試したらどうだろうと思い、検証用として購入
    これがまた品薄でどうにもなりませんでした。目的のスペックを持つものが軒並み在庫切れ・入荷待ち。どうしても早くほしいので調達先はAmazon限定。結局、計画した16GBメモリでは調達できず、2倍以上の値段がする32GBメモリを買い足しました。周波数もできるだけ安パイをとるため、2666のものを購入。

  2. 別のもマザーはどうだろうと思い、検証用として購入

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    ASRockで本事象に遭遇したため、なんとなく別メーカーがよいかと思い、これまたラインナップの少ない「LGA1200でMini-ITXですぐ届くもの」を探し、GIGABYTEのH470I AORUS PRO AXを購入。

これらのカードを、今回はケースに組み込む前に、先日購入したまな板でテストすることにしました。

 

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結果

いやぁ…完敗ですわ。

マザーボードを変えてもメモリーを変えても全然ダメ。BIOSの画面すら出ない症状が多少減ったものの、MVNeストレージを認識しなかったりでもっとダメな部分が出てきました。

CPUを疑う

マザーを変えてもメモリーを変えてもBIOSが起動しないということはもうそれしかないだろうと思いました。CPUの初期不良は極めてまれですが、0でもないらしいため、CPUを疑うしかありませんでした。

この日にはすでに交換品のマザーボードが届いていましたが、もう心が折れて開封しませんでした。

サポートデスクに駆け込み

今回マザーボードやCPUなどのメインとなるパーツは秋葉原九十九電機で購入していたため、秋葉原九十九電機のサポートへ駆け込みました。交換品として届いたマザーボードを持ち、片道1時間と高速料金、駐車場を支払って。

CPUじゃなかった!!!

サポートで確認してもらいました。1時間ぐらいでしょうか。マザーボードを変えたり、交換品として届いたマザーボードを試したり、ストレージを変えたり、メモリーを変えたりしてもらいました。しかしいずれも症状は再現せず。CPUの初期不良はなかったのです。

まな板で採用していた電源が問題だった

まな板に搭載していた電源は古いもので、ジャンクから回収した個体です。電源の不良によって「通電するけど、POSTしない」という症状があるなんて知りませんでした。考えてみれば、まな板購入時の検証でも同じ症状だったなと。

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自宅に戻って、まな板に搭載していた電源を、今回計画時に購入していたSFX電源に交換したところ、一気に問題が解消しました。

状況をまとめると

  1. 最初に購入したマザーボード(ASRock h410m-itx/ac)は初期不良だった(電源は新しいSFX電源で構成していた時に症状が出ていたので、そうだと思う)
  2. 新たに購入したマザーボードGIGABYTE H470I AORUS PRO AX)はMVNeが認識しなかった。(相性かもしれない)
  3. 新たに購入したマザーボードに接続した電源が壊れていた。

マザーの初期不良に始まり検証電源の不良という自分で事態をかき回してしまうという大失態という話でした。ジサカーとしては自分はまだまだなんだと思い知らされ始めていたころ、とりあえず完成を目指していけそうな光明が見えてきました。

次回は完成編に行きたいと思います。

久々の自作PCを組み立てた話【組み立て編01・大型空冷CPUクーラーで失敗】

前回の続きとなります。前回はSST-LD03Bのケースの外観チェックのみでしたので、これからは組み立て工程をまとめていきます。ちなみに、何度も手戻りがあったので、参考にされる方は最後まで読んでご自身の中で昇華してからをお勧めいたします…

  

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電源を搭載する

今回選定した電源はケースのメーカーと揃えました。SST-SX450ーBというSFX規格電源になっています。450Wあれば、余裕は別としてミドルレンジあたりのグラフィックボードの搭載も狙えます。SFX電源は販売数が出ない分、コストパフォーマンスが著しく悪くなるので、選択肢はかなり狭いです。

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SST-SX450ーB

ケースの下部にある電源ブラケットを取り外します。

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ネジは3か所

取り外したらこんな感じの部品です。

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強度はちょっと不安な部品ですが曲げ加工があるので大丈夫でしょう…

 

取り付けるとこんな感じです。向きに注意したほうがいいですね。

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吸気ファンがケースの背面にぴったりとつく方向です

実際に搭載したものを正面から見るとこんな感じです。ケースのファン用の穴とのずれが若干気になる…左半分は余裕がありますので余ったケーブルをまとめておく場所であり、SFX-L規格電源を搭載する余裕があることがわかります。

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電源本体と左半分を覆うカバーがあると配線隠しによかったのではと思う設計



この時、向かって右側から見ると、電源の位置合わせ用の爪がありますので、注意しておくべきポイントでしょうかね。

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この後、電源ブラケットを固定していたねじ三つを固定したのですが、結論から言うとまだ固定しないほうがいいです。マザーボード取り付け時に電源本体と干渉する可能性があります。

 

裏配線のルートを考える

このケースはわずかですが裏配線スペースもあります。しかしマザーボードを搭載した後はできませんので、搭載前に裏配線をしておく必要があります。バックプレートを用いないCPUクーラーや、小型のCPUクーラーを使う場合は大丈夫だとは思いますが、先に決めておいた方が手順は少なくて済むでしょう。電源系だけでなく、SATAケーブルなども通しておくなら先がいいですが、私はSATAを裏配線しなくても目立たないように引き回せましたので、電源ケーブルのみでもいいかもしれません。

 

マザーボードとケースを左右に並べて、裏配線を検討していきます。右上の穴は出荷状態で結構余裕がなく、8ピン一組と、ファンケーブルなどの追加がいいところだと思います。

配線が通せる場所と、それらに対応するマザー上の接続先を確認しました。マザーボードベース上では3か所ですが、このほかに4隅に少しだけスペースがあります。右下のスペースはコンセントを通すために使っていますので、使えないかと思います。左上はオーディオフロントパネル用のケーブルに使いました。

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左右に並べて、対応する配線の通り道を決める

右上からは8ピンのみを引き出しました。

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中央下の配線スペースはこんな感じになってます。

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オーディオ系の線はGPU排気口から通してますが、この後左上の角から辛うじて出しました

 

マザーボードにパーツを載せる

マザーボードにメモリ、CPUとCPUクーラーを搭載していきます。今回はバックプレートのある大型空冷CPUクーラーを搭載するので、ベースに固定する前に作業する必要があります。


CPU取り付け

Intel系マザーでは、ピンがマザーボード側についています。今回選定したマザーボードはASRock製であり、ピン曲がりの保証が受けられますが、気を付けることに越したことはないので慎重に作業します。

まずは固定金具を開けます。

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名称はなんていうんですかねこれ

CPUを載せます。切り欠きが位置決めの情報となっていますので、搭載するマザーによって毎回しっかり確認します。載せるときは荷重が偏らないよう、すべてのピンに同じタイミングで接触するように作業します(作業するイメージで十分です)

載せた後も軽く上下左右にスライドさせようとして不安定さがないことを確認します。実際にスライドはほぼしません。

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金具を閉じて固定しました。

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CPUクーラー・メモリー取り付け

まずはバックプレートを取り付けていきます。裏返したりするのでメモリーを載せるよりは先がいいかなと思いましたが、メモリー搭載後でも問題ないでしょう。熱伝導グリスも塗ってしまいました。

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モリーも取り付けていきます。片側ラッチマザーは賛否両論ですが、GPU搭載後は片側ラッチの方が便利だったりしますよね。

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CPUクーラー本体を取り付けていきます。メモリーとの干渉を避けるように、後方にオフセットしたデザインですが、ギリギリでした。というか触れてはいます。

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寄ってみるとこんな感じ。少しメモリーが右側に傾いているようにも見えるので、やめておいた方がいいかもしれませんね。(後に簡易水冷に変更しました)

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マザーボード取り付け

CPUクーラー搭載で大型化したマザーボードは、ITXケースに取り付ける際は結構大変です。またこのマザーボード無線LANアンテナの張り出しも1cm弱ありますので、I/Fシールドの取り付け順序や、電源の固定を最後にするなど工夫が必要でした。

というわけでまずI/Fシールドを取り付けます。

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I/Fシールド一体型マザー推奨って感じでしょうね

この後マザーボードを取り付けますが、前述の通り干渉しました。そこで今回は電源の固定をいったん解除して、回転させて回避しました。

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マザーボードを取り付けた後も干渉との勝負が続きます。特に右上の8ピンと、マザーボード固定ネジは結構大変でした。長いドライバーがあると便利かもしれませんね。簡易水冷を取り付けた際はCPU周辺のスペースが余裕ができるのですが、ラジエーターを上部につけたのでそれはそれで苦労しました。

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8ピンを接続した状態はこんな感じです。ついでにファンやRGBケーブルなんかも結線しました。
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真横からみた図。

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電源の24ピンやUSBフロントパネルのケーブル、ピンヘッダなども接続していきます。ここで新たに裏配線したくなると結構つらいものがあるので、事前の検討は重要ですね。

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次は問題のストレージ搭載です。結論から言うとこのCPUクーラー(ETS-T50AXE)をこのマザーボードに搭載した場合、このケースでストレージはM.2系のみに限られるという感じです。あきらめて暫定的にM.2のみで運用することにしました。

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CPUクーラーの幅のせいでストレージプレートがつかない!

そして起動しない・・・!

電源を入れてもBEEPもならず、BIOSの画面も出てきませんでした。DisplayPortで接続していたのをHDMIに変更したり、いろいろやりましたが映像が出てきませんでした。

CMOクリアを実施

クリアを実施後は正常にBIOSが表示されました。しかし初回のBIOS設定を終えると起動しませんでした。

じゃあBIOSを変更しないでそのままOSをインストールしてみようと思い、インストールしたものの、インストール後の再起動でまた同じ症状に。BIOSのアップデートなどもやりましたが、一向に改善しませんでした。

メモリを疑い、memtest86+を実行

モリーテストでは6周エラーがありませんでした。この結果から、替えのメモリーもなかったためメモリー変更のテストを飛ばし、マザーボードを疑いマザーボードの交換をショップに申し出ました。

 

交換品が届くのを待っている間、気になって仕方がなくなってしまう

そうこうしている間に、メモリーや、マザーボードを買い足してしまうのでした。

それについてはまた次回にまとめたいと思います。

 

久々の自作PCを計画した話

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久しぶりに自分のためにPCを組むことにしました。半導体の不足やマイニング再燃も報じられており、すべてのパーツが高騰気味なので時期は最悪だと思います。それでも組みました。Intelは価格改定で安くなってるのでお買い得感はあります。

 

目的

組む際には目的をはっきりさせておかないと、自作PCには終わりがありません(?)ので、はっきりさせて着地点を決めておきましょう。いや、終わりがないと思うのは一部のGeekな人だけかもしれませんが。それに、そういう人は着地点など最初からないも同然か。

  1. Intelの環境が必要だった。
    現在メインで使っていたノートPCはRyzenであり、GPUも必然的にRadeonとなる。このRadeonが曲者で、ビデオ再生時の色相やガンマの調整が柔軟にできない。ホラー映画が好きで、これらは暗転シーンが多いため、何が起きてるかわからない時がある。暗転に対応できるようにガンマ・色相の調整が必須だった。
    また、今のところ予定はないが、Ryzenに最適化されていないソフトもちらほらあるため、Intel環境も用意してリスクを軽減しておきたかった。
  2. RadeonのFluidMotionが使用したかった。
    アニメはあまり見ないほうだけど、FluidMotionを使って60FPS補完ができる機能はセンセーショナルだったと思っている。これを使える最下位GPU、RadeonRX550を持っていたので、生かしたかった。
  3. ノートPC探しの旅を終わらせたかった。
    このところずっと自分に最適なノートPCを探しながら渡り歩いていた。買っては手放しを繰り返しているので、まずはデスクトップに立ち返り運用を見直したかった。

計画

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目的をもとに自分に必要なスペックを考えていきます。予算は6万円。

 

CPU Core i5 10400
Cooler ENERMAX ETS-T50AXE
MEM Corsair DDR4-3000MHz VENGEANCE RGB 8GB×2
M/B ASRock H410M ITX/ac
SSD WD SN720 MVNe SSD
HDD WD10JPVX
GPU 玄人志向 Radeon RX550 2GB
PSU Silverstone SST-SX450-B
Case Silverstone SST-ML08B-H

CPUクーラー、SSD、HDD、GPUは手元にあった流用品であるため、特に選定理由はないです。しいて言うならCPUは12スレッドを18000円で手に入れられるということと、Intel環境が欲しかったということでほぼこれ一択。

モリーは16GBもあれば十分なので、そこそこ周波数の高いもの、オーバークロックしないのでマザーはできるだけ安価で、ASUSではないものを(ただの好みです)。というぐらいでしょうか。 流用したものを除けば大体6万円だったと思います(適当)このように、<<最初は>>こだわりを少なめに、なるべく低コスト省スペースであることを重視しました。そうでもしないと、デスクが速すぎてしまうと、その分コストの圧縮されたノートPCの動作を遅く感じるようになり、分業がままならなくなると考えたからです。

 

購入

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おや、ケースのようすが・・・

そしてパーツすべてを調達しました。こんなご時世ですが、時間や費用を考えてショップに出向ける人は、秋葉原あたりに出て、一式を同じショップでまとめたりすると、価格交渉に応じてもらえたりしますが、私は基本は期待しない方向でそろえてしまいます。ITXは電源選びも実は重要で、ものによっては相互に対応しない電源とケースがあったりします。念入りに調査して慎重に選定したほうがいいと思います。

今回私はそれを省略する形で、ケースと電源のメーカーを揃えましたが、すでに計画と違うものになっています。ケースは超省スペース路線から、ゲーミングにも対応できる「魅せる」タイプのものにしてしまいました。

この段階では、以下の仕様となっています。

CPU Core i5 10400
Cooler ENERMAX ETS-T50AXE
MEM Corsair DDR4-3000MHz VENGEANCE RGB 8GB×2
M/B ASRock H410M ITX/ac
SSD WD SN720 MVNe SSD
HDD WD10JPVX
GPU 玄人志向 Radeon RX550 2GB
PSU Silverstone SST-SX450-B
Case

Silverstone SST-LD03B

ここからが苦難の始まりでした。トラブル続きの組み立て編はまた後日、まとめていきたいと思います。

 

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Surface Pro 7を検討した話

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↑検討というか、記事を書いている間に買ってしまったんですけどね。

 

タブレットPCと聞くと、あまりいいイメージはありません。

タブレットの歩みは大きく分けて、iPad、AndoroidタブレットSurfaceとあるとは思いますが、普及が進んだのはその中でもAndoroidタブレットのGoogleNexusが2012年ごろデビューしたあたりでしょうか。当時の記憶では、「安いのに、タブレットがそれなりに使える!」みたいな印象を覚えています。

 

タブレットは当時起動が遅かったPCと、すぐ使えるが画面が小さいスマートフォンの間を埋める存在のような売られ方をしていました。当然サブ機となるので、性能は抑え目、価格も抑えめ。そのため、安いものを買う→性能が低く遅くて使う気にならない→使わなくなるという流れが出来上がり、家庭からも見放されてしまっていたのではないかと私は見ています。かくいう私も、そういった「タブレットに夢を見て、タブレットに幻滅した」一人です。

 

今回なぜ「タブレットに幻滅している」私がSurfaceを検討したのかをつづってみます。

 

事の始まりは最適な2台運用を目指すこと

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私は長らく自作PCでデスクトップ至上主義でした。ノートはどうしてもデスクトップと比較してしまうと、価格性能比に劣ってしまい、選択する理由が一つ減ってしまうからです。メインとサブの使い分けをすればいいという話でありますが、2台以上のPCをまんべんなく使う人ってこの世にどれくらいいるのでしょうか。私には今までうまく使い分けられたことがありません。どうしても片方を使わなくなってしまう。

 

例えば、会社と自宅のPCがあったとしてもこれを2台持ちとして考えるとします。よく聞く話では、「家のPCは遅いから使うのめんどくさくて。」みたいな話です。冒頭のタブレットを使わなくなる流れとよく似ていますが、「会社のPCは快適なのに、家のPCは遅くて使う気にならない。」これは2台を使っているから感じることだと思っています。それぞれの性能が違うから、快適とそうでないものの違いが判り、快適でないものを使わなくなっていくわけです。まあ、会社のPCは使わざるを得ないでしょうから、会社のPCのほうが遅いという場合はあまり表面化しませんが…。

 

そうなりたくないために、そこそこハイスペックのノートPC1台ですべての作業をカバーしようという考えに至りました。

ノートPC探しの旅の始まり

長らく自作を続けていた私には、ノートPCの世界はとても新鮮でした。パーツの交換はできなかったり、やらないほうがよかったり、部分的に仕様を変更するなど当然考えられていませんのですべて納得するものを探し続けるか、どこかに妥協ポイントを見つけるしかないというギャンブル要素の強いものでした。しかし各メーカーで差別化や特色などが強く出ている分野かと思います。成熟した市場にありながら、ここまで各メーカーの色があると、なかなか面白いですね。スマートフォンのほうが差別化が難しい市場になっているんじゃないかと。

最初はThinkPad X1 Carbon

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メインPCとして添い遂げる予定だったフラッグシップモバイル

旅の始まりはLenovoのフラッグシップモバイルでした。性能もCore i7-10510Uに、16GRAMのハイスペックでした。妥協すればその分デスクトップとの差で使わなくなると思い、そこは妥協しませんでした。14インチの画面はモバイルと一覧性の両立では間違いない選択肢で、キーボードも噂通りのノートPC最高峰と呼べるものでした。気に入ったので、ドッキングステーションも購入し、大画面に接続してデスクトップのような使い方をメインにしていました。

ここで疑問を感じてしまいます。「モバイルしてないのに、モバイルフラッグシップである必要ある?」

確かに、いつもモニターの脇で開かれることもなく、ただたたずみ、「Thunderbolt 3接続で電力を受けながら処理能力と画面出力を提供する薄っぺらい黒い何か」でしかありませんでした。外に持ち出すことも2,3回あったぐらいでしょうかね。モバイルフラッグシップというのは、どちらかというとモバイル性能に振った存在です。その性能を完全に持て余しているのでした。

ThinkPad P14sを購入

 

そこでもう少しモバイル性能を落としたものに変えていこうと考えます。モバイル性能を落とせば、コストも下がりますし、CPUの選択肢も増え、筐体が大きくなれば廃熱性能も上がるため、その分、高性能を目指すこともできます。ThinkPad P14sはRyzen 7 4750Uというデスクトップ顔負けの高性能CPUも選択できて、一層デスクトップの代替が進むと思いました。しかしやはりここでも閉じっぱなしのPCを見ては、疑問はぬぐい切れませんでした。何のためにノートである必要があるのか…本体のディスプレイは14インチだから、机の上に置かれた34型ウルトラワイドのみで作業が回ってしまうため、開かないままになってしまうのではと仮定しました。また、Ryzenに内蔵されたRadeonだと、よく使うビデオの暗転時の色調補正ができないため、Ryzenだと自分のやりたいことの一つができないことがわかりました。

ENVY x360 15(Intel)を購入

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じゃあ、コンバーチブルならどうか。キーボードを格納しつつも内蔵ディスプレイを使うことができるので、内蔵ディスプレイの稼働率が上がり、一つの疑問が解消されるのではと思いました。しかしこれは私の環境によるものかもしれませんが、DVDを再生しているときにハードウェアアクセラレーションを有効化すると、特有のノイズが出たため使用を断念。また、キーボードもシルバーだとすこぶる見づらく、返品となりました。これは15インチコンバーチブル等の問題ではなかったのですが… 

ENVY x360 15(AMD)を購入

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はい、またコンバーチブルです。しかも同じ筐体の。Radeonのビデオ再生時の色調補正は、フリーソフトである程度できることが分かったので、それで妥協しようと考えました。処理性能はRyzenのほうが圧倒的ですので、デスクトップの代替としてはRyzenのほうが適当だと思ったからです。また、15インチのコンバーチブルってラインナップが少ないことと、広大なタッチディスプレイを使った運用に夢見ていた部分はあります。結局タッチもほとんど使わずにいました。しかし、目的の動画の色調補正はデスクトップを格安で組んで行うことにしたので、ここで旅の終わりとすることにしました。

決め手はHHKB

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高級キーボードの最高峰

HHKBの記事はまた後日書くとして、HHKBといえば言わずと知れた高級キーボードの頂に君臨するキーボードの一つです。英語版についてはいただいたものがあり、使用したことがあったのですが、私の環境では英語キーボードを使用するデメリットが大きく、また配列になれることもできずに導入をあきらめていたのです。しかしRealforceとも違うキータッチ、打鍵音がとても好きで、「もしかすると、日本語配列なら」と思い、楽天ポイントも大量にあったため購入してみました。

HHKB、15.6インチフルキーのノートと相性悪いよ…

これは私のこだわりの問題かもしれません、一度、HHKBと、ENVYx360 15を持って出かけたことがありました。デキるノマドの真似事ができるとわくわくして臨んだのですが、いやはやこれが、想像と違っていました。

テントモードではモニターの角度が納得いかず、スタンドモードだとHHKBとPC本体とのフットプリントがだいぶ奥行き方向に必要で、じゃあ尊師スタイルかとやってみると、テンキーがあるせいでおさまりが悪いのでした。

HHKBに最適なノートを探してみる

HHKBをデスクトップでも使用することにしたので、すべての環境をHHKBで統一する必要があると考えました。でないと、この特殊な配列は使いこなすまで使い分けをしなくてはならず、結局便利だと感じる前に挫折すると考えたからです。

そもそもキーボードが不要なのでは

尊師スタイルがマッチするのは、テンキーがなく、19mm前後のピッチを持つキーボードを搭載したノートパソコンです。あわよくば、キーボードの高さ分だけ、ディスプレイのベゼル下側が広いほうが理想的です。Thinkpad E495ぐらいあると理想的ですね。

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ベゼル下部が広いPCの代表、E495

PSREF ThinkPad ThinkPad E495 (lenovo.com)

まあそんなこんなで13~14インチのモバイルノートがマッチングするわけですが、Thinkpadですと、せっかくある便利なTrackpoint使いたくなっちゃいますし、打鍵感は最高だし、HPでも13インチでコンバーチブルのDragonflyがありますが、あれはあれでまたキーボードが素晴らしい。使わないほうがもったいないというわけです。

ならばもうキーボードがないものを選ぶのがいいのではと思いやっとタイトルの話になるわけです。

Surface購入

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そして買ってしまいました、Surface Pro 7。Surfaceシリーズを見ていると、これまたLaptop3とか魅力的なわけです。ここで決めた「キーボードが不要だからタブレットPCにしよう」と思う気持ちがだいぶ揺らぎました。Pro 7よりLaptop 3のほうが若干安いですし。

結局、タイプカバーもつけてしまっている点も含めて、詳しくは後日紹介したいと思います。

 

Chrominum Edgeをポリシーによってサイレントインストールさせる

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企業によるとは思いますが、WindowsUpdateを配布したての不具合を回避するために遅らせているというところもあるんじゃないかなと思います。しかしIEが陳腐化、MicrosoftEdgeもサポートを切り始めたところがあると考えると、WindowsUpdateを待たずにChromiumEdgeをインストールしておいたほうがよさそうな気がしましたので、今回はWSUSにとらわれずActive DirectoryでChromiumEdgeインストールのスタートアップスクリプトを設定してみました。

 

 準備

下記のフルパッケージ版をダウンロードしないとできないみたいです。通常のGoogle検索等でたどり着くChromium Edgeダウンロードページは、パッケージの内容をダウンロードしながらインストールするモダンな形式となっています。

ビジネス向け Microsoft Edge のダウンロード - Microsoft

私は以下の通りの設定でダウンロードしましたが、適切と思われるものを適宜ダウンロードします。

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チャンネル/バージョン、ビルド、プラットフォームをそれぞれ選択

ダウンロードしたファイルの実行オプションを調べる。

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大体 /? とか /helpですね。

オプションの設定一覧が表示されました。ここではインストーラー画面を表示させたくないので、/quietあたりは確実かなと思います。

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「表示オプション」が一番関連ありそうですね

  

テスト(単体インストール)

まずはテストしてみます。このコマンドで果たしてインストールできるかどうかです。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。「スタート」→キーボードで「cmd」と入力→ShiftとCtrlを押しながらEnter(別のユーザーで実行する際のショートカット)→管理者権限でコマンドプロンプトが起動します。

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管理者でコマンドプロンプトを起動

 あとはcdコマンドを使ってChromiumEdgeがインストールされたフォルダに移動します。今回はダウンロードフォルダなので、以下のコマンドです。

 

 cd %USERPROFILE%\Downloads

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続いて以下のコマンド

.\MicrosoftEdgeEnterpriseX64.msi /quiet

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すでにChromiumEdgeの端末では実行しても違いが判らないと思いますので、旧Edgeがインストールされた端末でテストすればよいかと思います。

 

結果としては無事にサイレントインストールでChromiumEdgeにアップグレードされました。

 

 GPO配布

インストールテストで実行に必要な文法が確認できましたので、それに従ったスタートアップスクリプトのグループポリシー作成・配布と行きます。最初は検証用のOU内で実行するのがいいでしょう。

作ってみたポリシーは以下のような感じ。

インストーラーを設置したパスについては、同じADサーバーで標準で用意されるフォルダがいいかと思います。

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うまくいったら、この結果をもとにすべての端末に展開するか、段階配布するかをすればよいと思います。

 

hp ZBook Firefly 14 G7スタンダードモデルのレビュー

先日、ZBook Firefly 14 G7をお借りしたので、レビューしてみます。

 

15.6型のモデルのレビューはこちら

 

pc-sougou.hatenablog.com

 

 

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レビュー機スペック

CPU Intel Core i7-10510U
メモリ DDR4 16GBx1(DDR4-2666)
GPU(I) Intel UHD Graphics
GPU(D) NVIDIA Quadro P520(4GB GDDR5)
SSD 512GB (M.2 PCIe NVMe)
ディスプレイ 14.0型FHD液晶 (1920x1080) IPS
カメラ あり (前面:HD 720P+IR カメラ、開閉式スライドカバー付き)
バッテリー リチウムポリマー 56Wh
マイク トリプルマイク(全方位・ノイズキャンセリング
本体寸法 幅323×奥行214.6×厚さ17.9mm
質量 1.4kg

 

外観のレビュー

トレンドであるフルアルミ筐体ですね。アルマイト処理のため塗装と違ってはがれてみすぼらしくなるのを防げるかもしれません。かといって材質が強くなるというほどでもないので、傷がつけばそれなりに使用感が出てくると思いますけど。

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15.6インチモデルにはあったアンテナラインがありません。金属筐体ですと、技術的には難しいはずですので、ここを妥協せずににデザイン担当と開発担当がやりあった結果だと思います。些細ですが「作り手の思い」とはこういった場面で伝わってくると私は思います。もっとも、電波の減衰レベルで比較した場合、こちらのモデルのほうが減衰している恐れもありますが、十分に検証をしたうえで世に出ているはずですので、実用上問題はないと思います。

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アンテナラインのない美しい筐体

背面側は何もなくすっきりしています。ヒンジはシングルバータイプ。直線のカットラインが美しいですね。ここでもディスプレイ側、キーボード側とメリハリをつけて、薄く見えるデザインとしています。

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最近のHPのどのモデルでも共通するデザイン

右側にはWWAN搭載モデル用と思われるsimスロット(用の穴)、Thunderbolt 3ポートが2つ、USB3.1 Gen1、充電用ACアダプター差込口があります。充電中はすぐ左のランプがオレンジで点灯します。Type-C充電をしても点灯する仕様も含め、15.6インチモデルと共通ですね。

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向かって右側面

左側にはセキュリティキーホール、USB3.1 Gen1(チャージ機能付き)、ヘッドセットコンボジャック、スマートカードリーダーが搭載されています。こう見ると薄く見えますが、薄く見せるためにデザイン上の工夫が見て取れますね。

また、HPのノートPCは先端が切りかかれていて、デザイン先行ではなく開きやすいものとなっています。

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向かって左側面

ディスプレイ面も同様に薄く見えますが、必要以上には演出してない気がしますね。

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開いた状態側面

ディスプレイはこの辺まで開きます。15.6では開き切ると下側後方のゴム足が若干浮く感じでしたが、このモデルではぎりぎり擦れるぐらいで、ゴム足が浮くようなことはありませんでした。個体差もあるかもしれません。

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ディスプレイ背面下端が机に擦れるかどうかのレベル

 キーボード面にポインティングデバイスがあります。ThinkpadTrackpointと同様で、力を加えるとその方向にマウスが動きます。ThinkpadユーザーはこのデバイスがあるからThinkpadを買うというユーザーがいるぐらいなので、慣れると使いやすいです。

私も普段ThinkpadTrackpointを使用していますが、Fireflyシリーズに搭載されているものは若干”もっちり”していると感じました。抽象的ですみませんが、もっさりとは違います。もっちりです。おそらくゴムの部分が柔らかく、厚みがあると思います。また、Trackpointを多用してスクロールする人には、このモデルは論外となってしまうでしょう。スクロールのための中央ボタンがありません。

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Trackpointライクなデバイス

 

このPCは 全周排気口がありません。ヒンジの隙間にありました。ディスプレイと、キーボードの間から排気が昇るようになっています。ディスプレイを閉じた状態でも完全にふさがれるわけではありませんが、閉じたままドックなどを経由して外部ディスプレイで運用するのは現実的ではないかもしれません。

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最近このタイプは多くなってきていると感じる


天板面の”Z”ロゴはブラックメッキのように見えます。個人的にはhpのENVY、Spectreなどにあるプレミアムロゴのほうが好みではありますが、このモデルではディスプレイ下部にあります。

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スピーカーグリルはパンチングパターンを変化させて模様に見せています。この辺はhpの各モデルにみられますね。

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キーボードの両サイドにスピーカーグリルあり

底面には吸気口が大きめに取られています。15.6インチではベイパーチャンバーについての言及がありましたが、こちらは特に説明はありませんので採用されていないかもしれません。また、シングルファン構成です。

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シングルファンだが吸気口は大きめ

メンテナンス性

裏蓋のネジは特殊なものでもなく、見えているものだけを外せば各デバイスにアクセスできます。ゴム足の裏などにネジを隠しているモデルが多かった印象ですが、ここにきて改善されてきているのでしょうか。メンテナンス性は良好といいたいところですが、メモリはオンボードのようですね。

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交換できるのはMVNeのSSDぐらい

 

サイズ感

幅323×奥行214.6×厚さ17.9mmとなっており、hpのモバイルワークステーションとしては史上最小のようです。個人的に14インチはモバイル性と作業性が絶妙にバランスしたサイズだと思っていますが、裏を返せば中途半端とも言えます。ワークステーションとしてがっつり作業したいのであれば大きなモニターが欲しくなりますし、モバイルしたいとなるともう少し軽いものがいいかなとも思います。とはいえ、ワークステーションというものを持ち歩いていると考えれば、十二分にコンパクトでしょう。

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A4用紙短辺はほぼ同じ程度

手元にあったモバイルノートとも比較してみました。13.3と比べてしまうと、さすがに少しだけ大きいかなという感じですね。少しだけ大きいとはいえ、13.3インチクラスと比べて大きく変わるのがキーピッチと、タッチパッドおよびパームレストの広さですね。ここが実用十分になるのが14インチなので、たった0.7インチの差ですが、得られるメリットは結構あると思います。

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LIFEBOOK U939/BWとProbook 635 AeroG7と比較

 

厚さをモバイルノートと比較しても違いすぎて仕方ないので、どのご家庭にもあるであろう3.5インチHDDと比較しました。

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3.5インチHDDと比較

DVDのトールケースですと2枚分未満ってところでしょうね。

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DVDトールケースとの比較

 

キーボード・タッチパッドのレビュー

キーピッチは18.7mmですが、19mmのものとほぼ同じ感覚で使えます。ストロークは1.5mmありましたがカタログでは15-17mmとなっていますので、場所によってストロークに変化があるようです。表面もわずかながらシリンドリカル(くぼんだ形状)になっており、指先がフィットしやすくなっています。打鍵感は軽めで、日本専用開発キーボードが搭載されたDragonflyよりはコンシュマー向けプレミアムグレードのSpectreやENVYに近い打鍵感だと思います。音はそれらよりさらに静かなほうだと思います。Enterキーが幅調整のためやたら幅広なのが気になりました。

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Enterキーが妙に幅広です

指紋センサーはパームレスト右上にあり邪魔には思いませんでした。

タッチパッドの広さも十分で、精度も高く操作しやすいです。NFCのセンサーが内蔵されているので、ペアリングや非接触カード読み取りなどで重宝しそうです。デュアルポインティングデバイス搭載なので、状況に応じて使い分けられるのは便利そうです。クリックボタンは左右セットがタッチパッド上端に独立、タッチパッド下端に内蔵です。クリック感は上端のものが深くしっかりとしたクリック感がありますが、少々深すぎる気もします。約1mmのストロークがありました。

パームレストはがたつきやゆがみ、ねじれを感じない剛性です。アルミ筐体だけあって、全体的に剛性は非常に高いです。

 

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某モバイルノートでもこの持ち方で試験されているとか

ディスプレイのレビュー

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14.0インチ フルHD IPS液晶

スタンダードモデルなので、解像度1920x1080、最大輝度は400cm/㎡となっています。アンチグレア加工なので映り込みは気にするほどではないです。周辺光センサー付きなので、最大輝度にあげていても自動で制限されてしまいますが、その辺は手動でも設定可能かと思います。(調べてません)

 

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十分な視野角

視野角は広く、この角度から見ても色の判別が可能です。ここは個人的に感じているところですが、液晶に関してはエントリーモデルでもHPはこだわっているなと思います。単体の液晶モニターの品質も高く、実機を見なくても買える安心感があります。

パネル自体はOEMで購入していると思うので、調達要件が高いのだと思います。

映り込みもアンチグレアなので標準的です。バックライト点灯状態であれば気になることはないでしょう。

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勝利の法則は決まった!

 

ZBook Firefly 15 G7との差異は全体的に見ても少ないですので、15.6インチモデルのほうも参考にしてください。

 

pc-sougou.hatenablog.com

 

 

性能について

以下、各種ベンチマークを掲載していきます。

SSDについてはKIOXIA製となっています。ランダム性能が高めに出ているので、ベンチマークよりも実用レベルでの快適性を求めたSSDという印象です。

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Crystal Disk Mark

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SSD以外は15.6インチモデルと差異はない

 

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3D Mark Timespy

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3D Mark Fire Strike

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3D Mark Night Raid

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Cinebench R23

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PC Mark 10

総括

 15.6インチモデルより性能が出ている傾向にありますが、体感することは難しいでしょう。しかし、それは冷却に関してツインファンでもなくベイパーチャンバーでもなくても十分に冷やせているという裏付けでもあります。

内容としてはモバイルワークステーションでもエントリーモデルという位置づけ上どうしてもQuadroが必要なんだということ以外は、スタンダードな14インチPCとそう変わりません。モバイルワークステーションなのに小さい!という感動を味わうならこの辺が及第点でしょう。

コスパの面では15.6型より少しだけ安いので、できるだけ費用を抑えて、それでもモバイルワークステーションが欲しいとなると、本機に魅力がありそうです。コンシュマーノートPCと比較してしまうと酷な面はあるとは思いますが、一般用途ではさらに安い値段で、強力なGPUを積んだノートPCはたくさんあります。

本機についてはあくまでQuadroが必要だけど「予算が限られている・できるだけ小型軽量にしたい」といった場合に選定されるモデルかとは思います。

Trackpoint系デバイスを取り入れたことも意欲的ではありますが、往年のThinkpadユーザーが触ったときに違和感を感じる部分(ゴムの感触やボタン数)があるため、必ずしも移行先に選ばれるかというと難しいところかと思います。

ENVY x360 15-ee0000のプチフリーズ問題を解決しました

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SSDの黎明期の終わりごろでしょうか。ジサカーの間では128GBを搭載することが当たり前になりつつあったころ、よく聞いた言葉の一つ「プチフリーズ」。

私自身はむしろそのプチフリーズとやらは一度も遭遇せず今の時代までこれたのですが、プチフリーズ自体も都市伝説となりつつあるかと思っていたところ、ここ最近Ryzen 4000番台のAPUを搭載した製品で結構見られるそうじゃないですか。

 

  

実際にプチフリーズを見た

雰囲気的には0.5秒から一桁秒ぐらいの範囲(もっと長いときもある)で、マウスを含め動作が止まる事象が、1時間に20回ほどやってくるといった感覚でしょうか。相当イライラする感じです。遭遇初期はマウスの動作不良かと思うレベルですが、切り分けてみるとどうも違う。長めのプチ?フリーズが起こると、デスクトップに表示されている時計が進まなくなります。そのまま経つこと数分。耐えかねて電源ボタンをポチっと押すと思い出したようにログイン画面に戻ります。

 

イベントビューアを確認してみる

イベントビューアを確認してみても、決定的なことは分からず。

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スタート→「event」と入力するとすぐ出てくる

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警告は出ているが・・・

 

一応、警告は出ているけど、持ちうる知識の中ではこれらは手掛かりになりませんでした。

 

対処してみたこと

大体いつものお約束ですが、基本的なことをやってみました。

対処1.WindowsUpdate

スタート→「設定」→「更新とセキュリティ」でWindowsを最新状態にしてみます。

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WindowsUpdateでは標準設定であればメーカーがリリースするドライバも落ちてきます。大手メーカーの場合だけですが。今回はhpですので、基本的には落ちてくるものと認識していますが、こちら特にドライバ系のアップデートも落ちてこず、効果なし。

対処2.hpの製品サポートページから最新ドライバを確認

以下リンクのサポートページで、製品のシリアルナンバーを入力して該当製品の情報へ飛びます。

support.hp.com

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シリアル番号か製品番号を入力して「送信」

 

製品名がある程度正確にわかっている場合、途中まで打つと候補も出てきて追いやすいです。

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「ENVY x360 15」と順番に入力していけば誤ることはなさそう

 

 

あとは、「ドライバ」を選択して、今回のターゲットである「グラフィックスドライバ」を確認したところ、最新が当たっているようだったのでこれも断念。

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グラフィックスのドライバを確認

既にインストールされているドライバのバージョン確認は、以下の通り。

「スタート」→「device」と入力してデバイスマネージャーを起動します。

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「ディスプレイアダプター」にぶら下がっている「AMD Radeon Graphics」を右クリックして、「プロパティ」をクリックします。

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「ドライバー」タブの「バージョン」を確認します。※以下の画像では対処3実施後になっているので、hpのサイトにアップされているものよりバージョンが新しくなっています。

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対処3.AMDのドライバの最新をインストール

下記リンクからAMDのサイトに行って最新ドライバのチェックをします。

 

www.amd.com

 

ページの左手中ほどにある「今すぐダウンロード」をクリックすればダウンロードが始まります。f:id:k-sukems:20210217000343p:plain

ダウンロードされたドライバのインストーラーを実行して、インストールすれば最新版になります。ただしこれはメーカー(今回でいえばhp)での検証が終わっていないドライバなので、どんな不具合が出てもメーカー保証の対象にはなりませんのでご注意ください。

 

結論

結果的にAMDのサイトで最新のドライバをインストールしたら解消しました。メーカーの検証が終わったドライバで不具合があるんじゃ検証もあてにならないってことでしょうか。最近ですと半導体の供給が不安定な状態が続いており、液晶パネルやCPU、メモリーなんかもたびたび品切れを起こしています。

かなりざっくりした説明ですが、プチフリーズはSSDの節電をCPUが誤ってしてしまうことが原因のほとんどだそうです。このことから、本来、検証もきちんと行われたうえで採用されたSSDが供給されず、別の銘柄のSSDを急遽採用したのではとも考えられます。

そのSSDに対する相性問題が、最新のドライバでは解消されていたという見方です。

これらはあくまで私の推測なので本当はどうかわかりませんが、すでにドライバを更新して2週間になるものの、一度もプチフリは起きていませんので、とりあえず今回はこれで対処完了としました。